永竹由幸さんの『オペラ名曲百科(上)』の
「二人のフォスカリ」の解説を見ると、
『内容が暗すぎて救いようがないが、曲はしっかり書けていて、ヴェルディのマイナーズの中でも秀逸なものの一つ』とのこと。
確かに暗くて何度も見たいという気はしない。
これは2016年のスカラ座の公演で、
ドミンゴが主役を歌っています。
前の投稿で1976年の『カバレリア』と『道化師』について書きましたが、
これはそれから実に40年後の公演になります。
1976年で35歳ですから、
2016年で75歳ですね。
5月にレオ・ヌッチの主演の公演のDVDの感想を書きましたが、
あの公演よりは、
ドミンゴの表現の方が人間的で
暗い内容ですが主人公に少しは共感できました。