先月、ルフィリアートルを聴きに行った京都のカフェ・モンタージュに、11月の9日と10日の2日連続で、テノールの松原友氏の伴奏を小林道夫氏がするということで初日の9日に聴きに行ってきました。
曲目はシューベルトのリートという大変素敵なプログラムでした。
小林道夫氏のシューベルトの伴奏は、ちょうど40年前の、今はなくなってしまった毎日ホールで、エルンスト・ヘフリガーの伴奏で「美しい水車屋の娘」を聴いたのが最初です。
あれから40年たったのかと思うと感慨深いです。
小林道夫氏は86歳で、デムスやバドゥラ・スコダが最近亡くなったこともあり、現役のピアニストとしても世界で最も高齢のピアニストの一人です。
この40年間に小林氏の伴奏で、ヘフリガーやグンドラ・ヤノビッツやエディツト・マチスの伴奏で、伴奏の重要さ、素晴らしさ、シューベルトの伴奏のピアノの輝かしい音色や、シュトラウスの歌曲の伴奏での繊細な柔らかいピアノの音色を堪能させてもらってきました。
今回の松原友氏と小林道夫氏とのコンビを聴くのは5回目か6回目くらいです。
このコンビで12月にCDが発売になるそうで、そこに収録されてる曲が20曲あり、2日に分けて、10曲ずつとピアノ独奏が1日目は「即興曲」変イ長調D935-2と「楽興の時」ヘ短調D780-3の2曲が演奏されました。
ピアノはカフェ・モンタージュの約100年前のスタインウェイでした。
松原氏の歌も美声で伸びやかに歌っていました。伴奏はいつも通りの安定の素晴らしさでした。
2日目には音楽評論家の 渡辺和 氏が聴きに来られたようで、ブログ『やくぺん先生うわの空』というブログに『松原ともちゃんと道夫先生』 という記事を書かっれいます 。
松原友・小林道夫のコンビの動画がユーチューブにあるので、貼っておきましょう。